暮らしに役立つコラム

寝る姿勢別 体に与えるメリット・デメリット

カテゴリー:


このエントリーをはてなブックマークに追加
コラムイメージ

皆さんは眠るときの姿勢に気を付けているでしょうか? 寝るときの姿勢には性格が反映される、とも言われることがありますが、それ以上に健康面での影響が非常に大きいのです。 寝る姿勢によって体にどのような影響が与えられるのかをご紹介します。

仰向け寝のメリット・デメリット

恐らく、仰向けの姿勢で寝る人が一番多いのではないでしょうか。
眠りに入りやすく全身をリラックスさせることができ、血の巡りを悪くすることがないため疲労も取れやすい姿勢です。とくに首周辺への負担が軽くなるのが一番のメリットと言えるでしょう。

起きている間、腰についで負担が大きくかかっている部分が首の筋肉です。人間の頭は結構重いもので、首周辺の筋肉は日頃から酷使されている状況です。とくにデスクワークなどでパソコン画面に向かっている時間が長い人は、眼精疲労によって首周辺の疲れを加速させていることがあります。
そういった疲労を回復させる効果が高いのも、仰向けの姿勢です。

しかし、睡眠中に舌で気道を塞ぎやすく、いびきをかきやすい姿勢でもあります。
中には無呼吸症候群で悩んでいる人もいるでしょう。そのような人には仰向け寝はオススメできません。

うつ伏せ寝のメリット・デメリット

うつ伏せで寝ることは、体にとってあまりよくないと言われています。
一方、うつ伏せの姿勢は腹式呼吸がしやすくなるメリットがあり、睡眠中の基礎代謝アップが期待できるともいわれています。

単純にうつ伏せの姿勢を取るだけでは体への負担が大きくなり、骨格の歪みなどを招く恐れもあります。楽なポイントを探す、寝具そのものを選びなおすなどの対策を取るようにしましょう。

横向き寝のメリット・デメリット

コラムイメージ3 横向きの姿勢で寝る人は、仰向けに次いで多いのではないでしょうか。
横向きの姿勢は、左を下にするか右を下にするかで、影響が変わってきます。

左を下にすると、リラックス効果が高く、血液の戻りを助ける働きがあります。貧血などで悩んでいる人にはお勧めできますが、血液を送るときに負荷がかかりやすくなるので、血行不良を起こしやすいとも言われています。

右を下にすると、血液を送るときの負担が少なくなるため、全身に必要な成分を行き渡らせやすくなります。結果として免疫力向上につながり、腸内環境を整えたりリンパが全身にめぐるようになります。

横向きで寝ると舌が喉の奥に落ち込みにくくなるため、いびきを防ぐことができるというメリットもあります。
その反面、骨格が歪みやすい姿勢でもあります。姿勢が左右どちらかにのみ偏っていると、背骨から歪んでいき、無意識にそれを矯正しようとして、全身に影響することがあるので注意が必要です。

いかがでしたか?
姿勢による恩恵はさまざまですし、デメリットも相応にあります。
自分の体の状態と相談しながら寝る姿勢を変えることで、健康な睡眠ライフを送ることができるのですね。


このエントリーをはてなブックマークに追加
一覧に戻る